GLIN Impact Capital(本社:東京都港区、共同代表:中村将人、秦雅弘、才木貞治、加藤有治、以下、「GLIN」)は、KDDI Green Partners Fund(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:髙橋 誠)のインパクトデュー・デリジェンス(以下、「インパクトDD」)を支援し、IoTプロダクトを活用した家庭向けエネルギーマネジメントを推進するNature株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表:塩出晴)と国立研究開発法人日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構)発のレアメタルリサイクルベンチャーである株式会社エマルションフローテクノロジーズ(本社:茨城県那珂郡東海村、代表取締役:鈴木裕士、以下、「EFT」)が生み出す社会的・環境的なインパクトを評価しました。
■支援内容
インパクトDDでは、投資対象企業のサステナビリティ対応や社会的インパクト創出の精査を行い、投資案件が創出し得る社会的インパクトリターンを分析します。
GLINはこの度、KDDI Green Partners Fundが出資を実行した以下の2社へのインパクトDDを支援しました。
1. Nature株式会社
同社のIoTプロダクトを活用した家庭向けエネルギーマネジメントシステムが生み出す社会的・環境的なインパクトを評価しました。
DDの結果、Nature社の事業がエネルギー効率や再生可能エネルギーの自家消費率の向上に寄与し、脱炭素社会の実現に貢献可能であると判断され、Nature社への投資決定に至りました。
2. 株式会社エマルションフローテクノロジーズ
同社は原子力機構が開発した溶媒抽出技術「エマルションフロー」を活用した事業を展開するレアメタルリサイクルベンチャー企業であり、そのレアメタルリサイクル事業が生み出す社会的・環境的なインパクトを評価しました。
DDの結果、EFT社の事業が、リチウムイオン電池の急速な需要増加に応じた持続可能な資源確保やレアメタル生産過程の環境負荷低減に寄与し、カーボンニュートラル社会の実現に貢献しうることが確認され、EFT社への投資決定に至りました。
GLINは今後もインパクトDDを支援・実施し、インパクト投資エコシステムの発展に向けて貢献します。
■サービスについて
GLINでは、サステナビリティコンサルティングの新サービスとして「インパクトDD」を提供しています。「インパクトDD」支援サービスにご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。
詳細はこちら:https://glinimpact.com/esgimpactdd/
■KDDI Green Partners Fundについて
KDDI Green Partners Fundは、気候関連問題に取り組むスタートアップ企業を支援するコーポレートベンチャーキャピタルです。スタートアップ企業の成長とカーボンニュートラル実現に貢献することを目指しています。(https://www.kddi.com/corporate/sustainability/greenfund/?_ga=2.86473944.1978711931.1709039341-323226532.1708510603)
■GLIN Impact Capitalについて
GLIN Impact Capitalは、資本主義の発展と共に自律的に社会課題が解決される「よりサステナブルな資本主義へのアップデート」をミッションに、その実現に有効な手段がインパクト/ESG投資の発展・拡大であると考え、2020年に創業いたしました。
投資活動として、社会的インパクトと経済的リターンを同時実現するスタートアップに対してインパクト/ESG投資を行い、出資先が社会的インパクトと経済的リターンを同時に創出しながら成長していくことができるよう様々なサポートを提供しています。日本が海外諸国に比べて先進して直面している社会課題と対応が遅れている社会課題(環境問題、少子高齢化、多様性社会への課題、農業・食糧問題、メンタルヘルス、教育格差、等)を革新的技術やビジネスモデルで解決するスタートアップが主な投資対象となります。
インパクト/ESG投資を行う国内第一世代のベンチャーキャピタルとして、蓄積した実績・知見の発信や関係先との協業を通じて、日本のインパクト/ESG投資エコシステムの発展に貢献してまいります。
※本プレスリリースは、情報提供のみを目的としたものであり、投資の勧誘、推奨を目的とするものではありません。
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